文章:森田 剛(All About「セレクトショップ&トレンド」旧ガイド)
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(桑原茂一さん、以下K)「こんばんは、トーク・ディクショナリーにようこそ、第4夜となる今夜はファッションや音楽、特にファッションに興味のある方がお見えになっているのだろうと思います。
今日集まってくれた方は、とてもラッキーだと思います。コム・デ・ギャルソンのファッションショーのビデオというのは、外に出ることはまずないものなのだそうです。それを、無理を言って何本かお借りすることができました。
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ところで、蓄音機の音とか聴いたことある人います?本当にどうしてこんな所から、こんな音が?という具合に、デジタルの時代では聴くことのできない、温もりのある音が聴けるので、ちょっと聴いていただきたいと思って、用意しました。この曲を聴きながら、今日のゲストを紹介します」
(祐真朋樹さん、林央子さん登場)
*以下にプロフィールを掲載(敬称略)
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祐真朋樹 Tomoki
SUKEZANE
1965年生まれ。雑誌『CASA BRUTUS』『MEN'S NON NO』『MR.HIGH FASHION』『GINZA』『SOTOKOTO』などのファッションページを手がける他、坂本龍一氏、中田英寿氏などのコマーシャルのスタイリング等の分野で活躍中。
パリとミラノのコレクション観覧歴は十数年にわたる。 |
林央子 Nakako HAYASHI
1966年生まれ。'88年より資生堂『花椿』編集部に所属し、'99年『パリ・コレクション・インディヴィデュアルズ』を出版。'01年独立し、『SPUR』『HIGH
FASHION』『流行通信』『BT』などで執筆。また自費出版で『here and there 2002 spring issue』を発表。続けてautumnも発行。vol.3の最新号は4月下旬に店頭へ。
http://www.nakakobooks.com/ |
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(K)「お二人とも、よろしくお願いします。
さて、今夜の話題はファッションショーと音楽についてですが、コム・デ・ギャルソンのショーというのは1977年がスタートなんです。この中には生まれていない人もいるんじゃないかと思うわけですが。
それで82年ぐらいからパリコレが始まって、最初は年に2回だったのが、メンズも加わって年に4回になり、私は97年までお手伝いしていましたので、約20年ちかくコムデギャルソンの歴史とともにクリエ
イティブを拝見させていただき、川久保さんに選曲道を磨かれたという感じなのですけれど、ただ自分はファッションに対してあまり夢中になるタイプではなかったので、今日は専門家の方々に客観的にファッションと音楽の関係を聞けたらいいなと思っています。
では、祐真さんも絶賛していたメンズのショーのビデオがあるのですが、 なぜこれを選んだのか話してもらえますか」
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(祐真朋樹さん、以下S)「このビデオは、10年前ですよね。ショーの時、隣の席に吉田カバンの吉田克幸さんが座っていたんです。それで服をボーッと見ていたらエンディングにこの結婚式の曲が鳴って、克幸さんもいつもは大抵、二日酔でボーッと見ているのですが(笑)、その時突然腰を上げて「いいぞ、茂一」って言ったんですよ。それですごく印象に残っていて、たしかにこういうのってショーではあまりないな、と僕も思っていて、その後で川久保さんが結婚されたという事もあって・・・」 |
(K)「まあ、でも実際の結婚の話には関係はなくて、あの時は、誰もがバカバカしいぐらいによく知っている曲を使うのが、ちょっとパンクな気分だった・・・というのを聴いても
らいたいなと・・・」
(ビデオが流れる)
(K)「これ、10年前ですかね」
(S)「今っぽいですね、これ、カッコいい。なんかモデルも年のいった人ばかりで」
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