冠婚葬祭

ガイド:中山 みゆき

時代と共に変わる冠婚葬祭・マナーのポイントを網羅しています。

 

掲載日: 2005年 02月 15日

基本的な焼香マナーの心得

祭壇
宗派や地方のしきたりによって、抹香のくべる回数が異なります。
仏式のお通夜・葬儀・法事には必ず霊前へのご焼香が行われます。焼香は、その香気によって仏前を清めるもの。またその香を霊に手向けるものとされています。

焼香には「抹香」をたくものと「線香」をあげるものがありますが、一般的には葬儀・法事では抹香をたく場合が多いようです。また香は仏教だけでなく、キリスト教(カトリック)の葬儀のときの前夜式などに使われる場合もあります。

ご焼香も宗派によって仕方や回数が異なります。今回はご焼香のポイントをまとめてみましたので、正しい焼香のマナーを是非、身につけてください。

焼香の由来

焼香は釈尊在世中から続けられた儀式であり、日本では仏教伝来とともに身を清めて仏を供養する必要から、焼香の習慣が取り入れられました。沈香や梅檀香を粉末にしたのが抹香で、各々自分で調合して焼香したそうです。

立礼焼香(いちばんポピュラーな抹香による)

1.焼香台の少し手前で遺族と僧侶に一礼。焼香台の前に進み遺影を仰いで一礼、合掌した後にご焼香をします。数珠を左手にかけ、右手の親指、人差し指、中指の3本で抹香をつまみます。
2.抹香を軽くつまみ、右目の高さまでささげます。この時に手のひらは返さないこと。抹香をつまんだらそのまま目の高さまで持っていくこと。(浄土真宗は香を額におしいただかずにつまんだ香をそのまま香炉に落とし入れます。)
3.抹香を香炉の中へ静かに落とします。(宗派によって回数は変わります。1〜3回)会葬者が多いときは、1回だけくべる場合も。
※なぜ3回なのでしょうか?
真言宗の場合は、3回には仏、法、僧の三宝(さんぽう)を敬い、 内にある三毒(むきぼり、怒り、迷い)の心を清めるという意味があるのです。
4.再び遺影に合掌、一礼をし、向きを変えずに少し下がり、遺族に一礼して戻ります。
※宗派や地方のしきたりによって、抹香のくべる回数が異なります。気にする必要はありませんが、喪主や周囲の方のするのを見て、同じようにすると安心ですね。またご焼香の前に説明がある場合も。

宗派別焼香回数
焼香の回数や線香の本数などは宗派によって変わってきますが、もし焼香の仕方がわからなかったら仏式の場合、ご自分の宗派の焼香回数だけご焼香されればよいのです。
宗派
焼香(回数)
線香(本)
天台宗・真言宗 1〜3
日蓮宗・臨済宗 1〜2
日蓮正宗 1〜3 折って上に置く
浄土宗 1〜3 1本を二つに折る
浄土真宗本願寺派 1本を二つに折り香炉の中に横にねかせて置く
浄土真宗大谷派 火をつけないで折って供える
曹洞宗

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