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記事ができるまでのメイキングや、なかなか記事には書けない記事の裏側、ガイドの普段着の生活や素顔などを、ガイド自身がつらつらと綴ります。ガイドとここを読んでいるみなさんが、気軽に楽しく出会える場所としてお楽しみください。
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 千葉の法則 2007/2/15 Thu. PM 6:11
Javaプログラミング」ガイド 掌田 津耶乃


いよいよ来月には仮住まいへの引越しとなりそうです。まだ新居建築は設計をつめているという段階なのですが、娘の幼稚園などの関係で4月までに新居建築地の近くに引っ越すことになりました。

仮住まいはマンションで少々手狭なのですが、楽しみがないこともない。新居の近辺は、いわゆる「町のパン屋さん」というのがけっこうたくさんあるのですね。パン好き一家としては、それらを一通りはしごして回るだけでもかなり楽しめそうです。

我家の中でだけ通用する「マイ法則」の中に、「千葉の法則」というものがあります。「千葉では、ネットで評判だったり、いかにもすてきな店構えをしているところはたいていまずい。いかにもまずそうなお店のほうがうまい」という法則であります。

インターネットのおかげでずいぶんと手軽に情報を得られるようになりました。が、それらが「正確な情報」かどうか、いや「自分にとって役立つ情報かどうか」はまた別の話です。不思議なことに、ネットで「おいしい」というお店の多くは、なぜか我家にとっては「おいしくない」ところだったりするのです。

一口に「おいしい」といっても、その意味するものは人それぞれです。例えば我家では、リンゴは「紅玉」がダントツの人気です。が、世間一般では「すっぱい」ということで「お菓子用」とされることが多いようです。「あまくておいしいリンゴ」なんて、私ゃまずくて食えませんよ。

ネットであれ雑誌であれテレビであれ、「より多くの人に流通している情報は、すなわち「より多くの人にとって受け入れやすい情報」であり、それは「世間一般の基準に沿ったもの」でしかありません。けれど、「おいしさ」の「世間一般の基準」って、自分にとって一体、何の意味があるんでしょう? 「世間ではこれがおいしいんだから」といって、まずいリンゴを食えますか?

世の中の99%の人に支持されている情報であっても、自分にとっては無意味なものもある。社会でほぼ否定されている情報でも、自分にとっては意味あるものもある。その情報は、誰にとっても共通して役立つものなのか、それとも人それぞれに価値の変わるものなのか。そういうことをたまには考えないといけないと思うのでした。

とりあえず、「リンゴはすっぱいほうがおいしい」と思えるパン屋さんを探さないとな。
 人生最悪のコード 2007/1/31 Wed. PM 10:6
Javaプログラミング」ガイド 掌田 津耶乃


大昔に書いたコードのバグが今になって出てくる、ということがあります。特に、年や年度が変わる時期になると、年数によって処理する部分などが引っかかってバグが顕在化した、なんてことが稀にあったりします。

だいぶ前に書いたコードの修正を頼まれ、ほいほいと手直してテストサーバにアップしたところ、「今年のデータが去年のところにまとめて表示されてます……」との連絡。こうしたことは、まあ絶対にないというわけではなく、稀にあるものですよ。それ自体で凹むことはありません。そりゃ、最初からバグのないコードを書けばいいんですけど、私のような三流プログラマには、ままあることです。問題はそんなことじゃない。

慌てて調べたところ、自分でも「なんでこんなことしたんだ?」と意味不明な処理によって1月分が昨年のところに混じりこんでいるのを発見したのでした。――これは、思いっきり凹みます。その昔、自分が書いたコードが「意味不明なくらいにわけがわからないやり方をしている」のを発見したとき。たぶん、当時はそうすべき何らかの理由があったんでしょう。単に未熟だったのかもしれないし、今は当たり前に使っている機能が当時は使えなかったのかもしれない。クライアントからわけのわからない要望があったのかも知れない。

だけど、いくらなんでもこりゃないだろうに。もうちょっと他にやりようがあっただろうに。……そんな悪魔も落涙するようなコードを書いた張本人が「自分」である、ということぐらい凹むことはありません。ほんと、つらい。つらすぎるよこのコードは。

唯一の慰めは、それが「過去」の自分である、というぐらいでしょうか。「人生最良のシナリオを見せてくれるのは未来の自分であり、人生最悪のシナリオを見せてくれるのは過去の自分である」といったのは、かの掌田津耶乃(←オレ、オレ)でありますが、少なくとも未来に少しだけマシな自分の姿が見えるのであれば、過去の少しばかり情けない自分も許せるかもしれません。

最悪なのは、これが逆なことです。つまり、人生最良のシナリオを見せてくれるのが「過去の自分」であり、最悪のシナリオを見せてくれるのが「未来の自分」である、ということ。……ブルブル、そればかりは勘弁してくれぃ。
 不眠不休?? 2006/12/29 Fri. PM 11:20
Javaプログラミング」ガイド 掌田 津耶乃


クリスマスイブから現在まで、風邪で死んでました(いえ、現在まだ死亡中です)。今回、なにがひどかったといって、「寝られない」のにはまいりました。――おそらくぜんそくの薬の影響だろうと思うのですが、風邪で発作が起こりそうになったため、39度の高熱で頓服薬を飲んで無理やり抑えていたのです。そしたら……。

胸がドキドキ。これは遠い昔感じた初恋の……ではなくて、いわゆる動悸亢進とかいうやつ。脈拍100/分を超える状態が48時間以上続き、その間、完璧に一睡もできなかったのでありました。普通、「寝られない」といっても、気がつかないうちに5分10分ぐらいはうとうとしているものですが、今回は「うとうと」の「う」すらやってこない状態。

人間、寝られないとどうなるか。実に面白い社会実験が身を挺して行なわれたわけでありました。なんとなれば、その翌日は、昨月からかかわっていたサイトの立ち上げの日だったのであります。一応、担当プログラマとしては午前10時にはスタンバイしていなければいけません。更には、午後からは、ハウスメーカーの方との打ち合わせも入っていたのでした。

後日、妻に聞いたところによると、どうやらそれらは完璧にこなしていたらしいです。「らしい」というのは、現在に至っても、私にはその間の記憶が全くないからです。あの悪夢のような夜が明けてから、翌日の明け方近くになってようやく眠れるまでの記憶が、見事に欠落しています。――人間は偉大です。自分の体の一部が欠けると、他の部分でそれを補おうとするのです。どうやら私は、仕事と面談をこなしながら、完璧に寝ていたようです。

まあ、こんなことは、サイトでトラブルらしいこともなかったからいえるんですが、皆さんもどうぞ年末年始は風邪にご注意を。世間ではノロウイルスなんかも話題を振りまいてますが、風邪をバカにしてはいけません。プログラマにとってもっとも重要な能力は、なんといっても「自己管理」力なのですから。
 モノにかけるか、モノ以外にかけるか? 2006/12/14 Thu. PM 6:40
Javaプログラミング」ガイド 掌田 津耶乃


またまた新居の計画の話ですみません。(現在、我家の最大の趣味が「家作り」なもので……)

本日、某ハウスメーカーの営業さんがやってきて、ラフプランの打ち合わせをしておりました。その際、あちこちのハウスメーカーでの対応などについていろいろ話をしたところ、ちょっと面白いことがわかりました。

家の価格というのは「原価」と「人件費」に分かれます。いわば「モノ」と「モノ以外のもの」の2つの要素に分けられるわけですね。そして、多くの場合、「モノ」にかかる費用の割合が高くなるほど「いい家になりますよ」となるんだそうです。例えば2千万の家で、800万が原価、1200万が人件費の場合と、逆に1200万が原価、800万が人件費の場合、明らかに後者のほうが「モノにお金をかけている=いいモノを使っている=いい家になる」となるわけです。

これが、実に面白い。なぜなら、私は全く反対の見方をしていたからです。すなわち「モノにかけるお金」より「モノ以外にかけるお金」の比率が高いほど、いい家ができる、と思ってたのですね。なぜなら、「モノ以外の費用をケチる」というのは、すなわち「家を建てる人に金をかけない」ということだからです。「すばらしい材料を使ってシロウトが建てた家」と「普通の材料を使ってプロが建てた家」ならば、後者のほうがよいに決まっています。

そういうと営業さんは非常に驚いて、「実は、本当はそうなんです。が、そう考えられる人は、日本では少ないんです」とおっしゃってました。日本では、「モノ以外のもの」にかけるお金は「もったいない」という感覚が当たり前。モノには金をかけるが、サービスや人にはお金をかけたがらない。そういうものなんだ、というのでした。うーん、世の中、そういうものなんですね。実に面白い。

……ま、考えてみれば、私がやってる「プログラムを作る」というのも、実は「モノでないものにお金を払っていただく」仕事なわけで……。「モノ以外にお金をかけましょう」という人がもっとジャカジャカ増えてくれるとありがたいんだけどな。
 「安かろう」対「良かろう」 2006/11/29 Wed. AM 0:0
プランのイメージ。<br>なかなかの美麗ハウス。 プランのイメージ。
なかなかの美麗ハウス。
Javaプログラミング」ガイド 掌田 津耶乃

新居のラフプランがあがってまいりました。お願いしてあったハウスメーカーでは、かなりいい感じのモデルプランがあったのです。家の壁が複雑に組み合わせられていてどの方向から見ても実にいい顔になっている。しかも中も広く快適。が、いかんせん高い! とてもうちでは手が届きそうになかったのであります。そこで、「これのテーストをそのままにして、もっと安いプランを。ただし、床面積は減らさないで!」という、けっこう無茶なお願いをしてあったのでした。

で、あがってきたプランなのですが……何といえばいいのか、実に「絶妙」なのです。うちの地所にあわせて形を変え、家の形も大幅に簡略化してシンプルな(言い換えれば、安い)家になっているのですが、うまい具合にドーマー(屋根の一部を持ち上げて屋根裏を居住スペースにしたもの)や天窓などを配置して、ちゃんと元のモデルプランの独特なテーストを保っているのです。しかも、かなり小さくなった感じなのに床面積はほとんど同じ(どころか若干増えてる!)。

実は、ラフプランと見積もりはもう一社にもお願いしてあるのですが、こちらは全く正反対のアプローチなのです。ここは「高いなら、なんとかして安くしましょう!」という考え方。「あれもつけてこれもつけて、全部で2割引ぐらいの値段にならない?」「うーん、なんとかしましょう!」という感じ。といって、手抜きをするわけではない(はず?)。大量に受注を取って仕入れを安くした分を値引きに回したり、海外のシステムキッチンなどのパーツを全て日本製のほぼ同じものに入れ替えることで大幅に安いものを作ったりして、「安くするためのノウハウを徹底的に考える」という感覚なのですね。

クライアントの無茶な要求――高品質で高性能で低価格なものを作れ!――をどうやって実現するか。「できません」というのは、プロじゃない。といって、丸呑みして損してしまうのも、やっぱりプロじゃないですね。一つは、「プロとしての技術を総動員して、技術的に克服する」という道。もう一つは「プロとしての知識とコネクションを総動員して、営業的に克服する」という道。2社が示したのは、そういうものだと思うのです。

同じ要求でも、その対応の仕方は全く違います。どちらがいいということではなく、「いかにして自分たちの体質にあった対処法を探り当てるか」ということなんだな、とつくづく思うのでした。――え、「では、お前の対処法はどうなんだ?」って? うーん、そうだなあ……。

「プロとしての能書きを総動員して、お客を丸め込んで克服する」というのは……やっぱりダメですかね?
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