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ガイド:上倉 賢

Windows Vistaの新機能

ノートパソコン」  ガイド:上倉 賢 掲載日:2006年11月29日

Low Priority I/O

特に重たい操作をしていないのに、急に動作が遅くなってしまった経験がある方も多いだろう。
例えばExcelを使っていたが、データを入力していただけなのに急に動作が遅くなるようなこともある。こういった場合、裏でウイルス検知ソフトの定義ファイルアップデートのタイミングになったり、メールを自動受信したときのウイルスチェックだったりさまざまな状況が考えられる。
Windows Vistaで新しく加わった「Low Priority I/O」では各ソフトウェアの優先順位がつけられるようになる。例えばバックグラウンドで動作すべきウィルスチェックソフトの動作はExcelより後回しなるので、使用中のソフトの動作に影響を与えることが少なくなる。

もちろん、このためには各ソフトの対応が必要になる。影響を与えることが多いウイルスチェックソフトなどがWindows Vistaに対応するまで待たなくてはならない。

セキュリティ開発ライフサイクル

WindowsはUNIXなどに比べセキュリティ的に弱い面も多かったが、Windows Vistaではセキュリティ開発ライフサイクルにより開発され、従来のWindows OSよりセキュリティ機能が強化されている。OS自体のセキュリティ機能はもちろんWindows Defenderによるスパイウェア対策などもあるが、詳しい点は他のガイドサイトに譲った方がいいだろう。
全体的に、UNIXなどに比べどの程度セキュリティ機能が高いかという点についてはさまざまな検証が必要だが、少なくとも従来OSよりは改善されているようだ。

信頼できるコンピューティングのセキュリティ開発ライフサイクル

バックアップ

Windows シャドーコピー

Windows XPなどにもバックアップ機能は搭載されていたが、お世辞にも使いやすいとは言えなかった。
Windows Vista Home Basic以上ではスケジュールの設定に従い差分バックアップが出来るようになっている。これによりバックアップをとる度に出来る巨大なバックアップデータに悩まされることは無くなるだろう。
差分バックアップでは更新したファイルだけバックアップされるため、小さなファイルになって扱いやすくなるが、スケジュールの時間にならないとバックアップされない。
Windows Vista Bussines以上の機能だが、ファイルを変更した時点で自動的にバックアップを作成する「Windows シャドーコピー」機能も追加されている。設定容量を使い切るまで古い内容を保持し続けるので、間違えてファイルをゴミ箱からも削除しても安全に復元できる。

Appleの次期OSであるMac OS X 10.5では見た目もすごいバックアップ機能が搭載されるようだが、Windowsではエディションによりバックアップ機能に差があるので注意が必要だ。

ファストブート

Windowsの起動が早くなるのがファストブートだ。この機能は要するにスタンバイからの復帰が早いという事で、コールドブートの起動が数秒でできるわけではない。
ノートパソコンではMS-DOSなどの時代からよく使っていたスタンバイ(サスペンド、レジューム)からの復帰の事で何も珍しくない機能だが、Windows Vistaの電源ボタンが標準でスタンバイボタンとなるのが画期的ということになっている。デスクトップパソコンではスタンバイの状態で電源コードが外されると、正常にシャットダウンされなくなるためか、スタンバイ時にHDDへデータの書き込みもされるようになっている。
ノートパソコンでは挙動が多少異なりスタンバイからデフォルトで18時間後もしくはバッテリ容量が低下した場合に休止状態へ移行する。これも従来のWindowsで実現していた機能とほぼ同じで特に画期的ではない。

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この記事の内容は2006年11月29日現在のものです。