七夕

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七夕 | 飾り 星座
ガイド:長谷川 貴子

光源氏の七夕に思いをはせて

テーブルコーディネート」  ガイド:長谷川 貴子 掲載日:2007年07月05日

七夕の歴史を知っておきましょう

「七夕」は「七月七日の夕べ」という意味です。牽牛(けんぎゅう)星と織女(しょくじょ)星が年に一度、天の川を渡って会うというロマンチックな中国の伝説に由来します。織女星は、機(はた)織りの女性を表す星です。日本では「織姫」とか、機織機具(はたおりきぐ)の棚機(たなばた)の言葉から、「棚機女」(たなばたつめ)とも呼ばれ、「七夕」を「たなばた」と読むようになりました。 
七夕と乞巧奠
七夕乞巧奠(きっこうてん)の飾り方(c)風俗博物館
七夕伝説の発祥の地、中国では、織女星に機織りの上達を願い、庭に祭壇を設け、糸や布、針をはじめ、食べ物や飲み物を供物としてお供えします。これを「乞巧奠」(きっこうてん)または、(きっこうでん)、(きこうでん)といい、奈良時代に日本に伝わりました。「乞」は乞い願う、「巧」は巧み、「奠」は祭事、という意味です。平安時代には、宮廷の清涼殿(せいりょうでん)の前に祭壇が設けられ、管絃や詩歌の宴が催され、やがて公家の館でも行われるようになります。800年続いている京都の公家冷泉家(れいぜいけ)では、毎年七夕には祭壇が設けられ、彦星(ひこぼし)と織姫への供え物や、琴や琵琶(びわ)が並べられ、さらに五色の布や糸、針を、花瓶には、秋の七草が生けられます。星を映して眺めるために、水を張って、梶の葉を浮かべた角盥(つのだらい)も飾ります。夜には、七夕にちなんだ和歌が詠まれます。今回の記事では、風俗博物館で展示された、源氏物語の光源氏の七夕の場面を紹介しています。平安のみやびな七夕に思いをはせてみてはいかがでしょうか。 


七夕のお供え
画面をクリックすると拡大画面が見られます。
■供物は
長筵(ながむしろ)などを敷き、九つの灯台(とうだい)に火が灯され、朱塗の高机が四脚並べられ、海の幸、山の幸がそれぞれ皿に盛られています。品目は、「うり(瓜)なすび(茄子)もも(桃)なし(梨)さかづき(酒盃)、ささげ(大角豆)らんかず(蘭花豆)むしあわび(蒸蚫)たい(鯛)」をお供えします。お供えは土器(かわらけ)に盛り付けます。


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この記事の内容は2007年07月05日現在のものです。