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母の日 “本当の由来”とカーネーション

暮らしの歳時記(ガイド・三浦 康子
ガイド:三浦 康子
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なぜカーネーションが母の日のシンボルなのか?

昔から母と子を象徴する花として崇められていたカーネーション。赤と白でも意図するものが違います。
ミセス・ジャービスがカーネーションを好んだことからきていますが、もともと、カーネーションは“母と子”や“母性愛”の象徴とされている花です。

カーネーションは、十字架にかけられたキリストを見送った聖母マリアが落とした涙から生じた花だと言われており、白いカーネーションは十字架にかけられる前のキリストとマリアを、赤いカーネーションはキリストの体から散った血の色や復活したキリストを象徴しているそうです。


自分の胸に飾る花から、母へ贈る花へ変化

ミセス・ジャービスの追悼式では参加者に白いカーネーションを渡していましたが、その後アンナの提案で、母の存命する者は赤いカーネーションを、母を亡くした者は白いカーネーションを自分の胸につけるようになり、これが慣習化していったそうです。

しかし、いつしか母にカーネーションを贈るようになっていきました。


赤いカーネーションと白いカーネーション

バイオの力でカラフルになったカーネーション。多様化する母の日市場でも高いニーズを誇っています。
日本で母の日が普及した当初はもっぱら造花でした。戦後「全国未亡人団体協議会」などが中心となって赤・白のカーネーション(造花)を販売していましたが、母のいる子は赤、ない子は白、と区別をつけることで童心を傷つける懸念や、義母に育てられた子の迷いなどに配慮し、1960年からは同協議会でも赤一色に統一されたそうです。


知られざる母の日の本当の由来。母に感謝する日としてすっかり定着しておりますが(それも大変素敵なことだと思います!)、多くの方々に一度は読んでいただきたいエピソードとしてご紹介しました。


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掲載日:2006年05月02日

特集掲載期間:2011年4月6日〜2011年5月10日