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| 火災があったらどうしますか?避難方法を確認しておきましょう。 |
もし、今住んでいるマンションで火事があったらどうしますか? 一番近い避難階段、避難器具、消火器の位置がぱっと頭に浮かびますか?
もしもの場合を想定して、日ごろから避難方法を確認しておくことが大切ですね。今回はマンションにおける火災時の避難について、実際に火事が起こった場合を想定して解説します。
地上に出られる階段との位置関係は?
まずチェックするのが地上に通じる階段と住戸との位置関係です。自宅または他の住戸で火災が発生した場合、まずは階段を使って地上に避難ができるかどうか考えます。
図1をご覧ください。Aの位置にある住戸は玄関を出ると、他の住戸の前を通らずにすぐに階段にたどりつくことができます。このような位置にある住戸は最も避難がしやすいと言って良いでしょう。
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| 【図1】外廊下の形式、平面形状、避難経路に面する開口部の耐火性などが避難のしやすさに大きく関わってきます。 |
その次にBの位置にある住戸をご覧ください。階段に至るまでに他住戸の前を通らなければなりません。でも、玄関を出たら右または左へと二方向どちらでも行くことができます。もしどこかの住戸から火災が発生した場合には、反対方向の階段を使うことで地上に避難することができます。
そしてCの位置にある住戸では、一方向にしか階段がなく、必ず他住戸の前を通らなければ階段にたどりつくことができません。このような位置にある住戸は、階段までの間にある住戸から火災が発生した時に階段を使って避難することができなくなる可能性が高くなります。
自宅または他の住戸から火事が発生した場合には、地上に通じる避難階段を使って避難する方法が最も有効であり、避難階段と自宅との位置関係によって避難のしやすさが変ってきます。位置関係ではA>B>Cという順で避難が容易になります。皆さんがお住まいの住戸と避難階段の位置関係はA、B、Cのいずれに該当しますか?
逃げられる隣戸バルコニーはある?
もし自宅から火災が発生したら? もしくは隣の住戸から火の手が起こり、外廊下に出られない時はどうしたらよいか考えてみましょう。
外廊下側に火の手が回った場合には、バルコニー側からの避難を考えます。マンションのバルコニーには隣戸バルコニーとの境に隔て板があります。隔て板は簡単に破壊できるようになっています。火災時にはこの間仕切りを破壊して隣戸バルコニーに避難することを想定しています。
このバルコニーの隔て板の付近に物を置いてしまうと、いざ避難、というときに支障が出てしまいます。そのようなことにならないように隔て板の付近にはモノを置かないようにしましょう。皆さんのバルコニーは大丈夫ですか?
避難ハッチ、避難はしごはどこについているか知っている?
その次にバルコニーから地上に避難する方法を考えてみましょう。
避難ハッチはみなさんよくご存知のように、マンションのバルコニーではおなじみの避難器具です。しかし全ての住戸についているわけではありません。マンションの規模により、ワンフロアに1ヵ所の場合もあれば数箇所ついている場合もあります(図2参照)。
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| 【図2】バルコニーにつく避難ハッチの例。バルコニーの端に設けられることが多い。外廊下側からの避難が困難な場合はバルコニーから避難します。 |
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| 避難ハッチの例。いざというときは内蔵されているハシゴを引き出し、下の階へ避難します。(写真提供:ナカ工業) |
避難ハッチにはハシゴが内蔵されていて、火災時にはそれを降ろして下の階のバルコニーへ避難します。そこにさらに下の階のバルコニーに避難できる避難ハッチが用意されています。
ほとんどのマンションでは、そのようにして地上階に無事に避難できるような避難計画がとられています。日ごろから、どの住戸に避難ハッチがあり、地上階に到達するまでの下階の避難ハッチの位置についても知っておくことが大切となります。
次のページでは、マンションで危ないところ、自分の家で火災が発生した時に知らせてくれる警報機の種類をみてみましょう。