10月のテーマ
日本はそんなにダメですか?
第2週:既存イメージをくつがえす!? 斬新!新しい日本文化のカタチ
オタクを超えたフィギュアブーム
![]() |
| 「ガンダム」には幅広い層のファンがいて、人気が衰えません。 |
玩具業界全体では、この5年間で10%の売上減少となる中、フィギュアのマーケットはひとり気を吐く勢いです。2004年の180億円から、2年で1.3倍になっています。フィギュア市場を引っ張るのは「ウルトラマン」「仮面ライダー」「機動戦士ガンダム」など。バンダイのヤマトのプラモデルにいたっては4万7500円するそうですが、順調な売上げだそうです。もはやいわゆるオタク層を超えて幅広いブームになってるといっても良いでしょう。
アキバ発、日本の景気
そしてアニメ、フィギュアといえば、アキバ。最近の地価上昇の話題は、銀座や六本木といったおしゃれな街に焦点が当たっていますが、秋葉原の実力もそうそうたるもの。不動産専門データバンクの東京カンテイの発表によれば、この1年で中古マンション価格の上昇率トップは秋葉原だそう。同社発表によると、JR山手線「秋葉原駅」は1年で95.47%の上昇、約2倍になっており(平米単価101.7万円)、駅別中古マンション価格上昇率で堂々の1位です。
アキバの中古ビルに入居しているオタクな店舗も、じつはバブリーなのかも。
オタクは「お宅」ではなくなった
![]() |
| 家電の秋葉からオタクの街アキバに変貌している秋葉原 |
すると、趣味に没頭する人は全て「オタク」と呼ぶことができます。オタクは、お金と時間に余裕がないとなれません。一方、余裕がありすぎる人もオタクから外れます。何でも簡単に手に入るために、商品やサービスに対するこだわりが薄くなるからです。
不況の最悪期を脱出し、しかし最高潮の好景気でもない今の日本。この環境がオタク人口を増やし、オタク層が日本の消費をリードしているのでしょう。
「家電のアキバ」の時代から、エンタテインメント・オタクの居場所だった秋葉原では、萌え系アニメ、メイドカフェ、おでん缶、フィギュア、とオタクの愛する対象が数年周期で移り変わってきました。しかし、それらが本当にアキバの中だけで終わってしまっては、本当に「オタク」。いずれも、その後全国的にブームが広がっていることから、「オタク」は「お宅」ではなく、もっとオープンな文化なのではないかと思わされます。数年後の日本は、オタクがマジョリティになっていたりして……。
【関連リンク】
・「○○の経済的影響を探る」
・「景気指標や経済データ検索」
10月第2週:既存イメージをくつがえす!? 斬新!新しい日本文化のカタチ


