PDA・スマートフォン

ガイド:庄司 恒雄

PDAやスマートフォンの楽しさや面白さ、活用方法を、わかりやすくご紹介します。

PDA事始め

掲載日: 2004年 09月 12日

PDAガイド PDA事始め その1

今月より、コンテンツ内容を少々変更してお送りしたいと思います。
まずは、これからPDAを使ってみたい、使おうかなと考えている人のための『PDAガイド』を開始したいと思います。
まだPDAを使ったことのない方や、これからPDAを使ってみたい方々には、現在のPDAは不明な点などが数多くあり、今回の連載を通じてPDAという機器を少しでも理解していただける参考になれば幸いと思っています。
また、現在PDAを利用されているユーザーには、既に理解していることも多々含まれると思いますが、PDAという機器を再度見直すなどのきっかけにして頂ければと思っています。

PDAの名前の由来

PDAという言葉は、一般的には「Personal Digital(Data) Assistant」の略と言われています。米アップル社が1993年に発表した「Newton Message Pad」のコンセプトとして提唱されたいうのが定説となっています。

「Personal Data Assistant」と「Personal Digital Assistant」、どちらで呼ぶかは明確な根拠は無いようですが、近年では「Personal Digital Assistant」と呼ばれる場合が多いようです。
PDAの言葉の意味としては、個人の情報端末(個人情報の支援端末)とでも言い表せば良いかもしれません。

PDAは規格としての名称ではありませんので、厳密な仕様や規定が定められている訳ではありません。したがって、現在使われているPDAという言葉も一般に総称として利用されているにすぎないと言えます。
PDAという言葉が規格でないことが、メモ帳サイズから手帳、A5サイズのノート(Hand-held PC)サイズまで、多様な機種を生み出されてきた理由とも言えます。

PDA登場前夜

PDAの前身としては、国内では電子手帳などの存在があります。電子手帳は、PDAというコンセプトが提唱される以前の製品であることや、パソコンとの連携関係が標準化されていないことなどからPDAとは別に扱われることが多いようです。
電子手帳には、現在のPDAにも通じる住所録やスケジュール、メモ帳などの機能が本体に標準搭載され、ICカードなどで電子辞書機能などをが拡張できました。
機能だけをみれば、現在のPDAとよく似ていますが、データファイル形式やパソコン連携といった環境の共通化や整備は行われていませんでした。
しかし、シャープは電子手帳のノウハウから着実に開発の歩みを進め、米アップル社がPDAというコンセプトを提唱した同時期には初代Zaurus PI-3000(1993年)をリリースしました。

米アップル社がPDAというコンセプトを提唱した同時期には、他にも、後にPilot(Palm)を発表するPalm Computing社(ジェフ・ホーキンズとドナ・ダビンスキーら)がOS開発などに関与したカシオの「Zoomer」(1993年)などがありました。
米アップル社が「Newton Message Pad」のコンセプトとして提唱した同時期に、既に国内でもシャープやカシオがPDAの概念を具現化した製品に挑んでいたことは興味深いです。
その後、残念ながら「Newton」や「Zoomer」は市場から姿を消すことになりますが、PDAという言葉は「Zaurus」シリーズ、 OSにMagicCapを搭載した「MagicLink(開発はGeneralMagic社)」(1996年)、「PILOT(現在のPalm)」(1996年)、「Windows CE英語版」(1996年)/「Windows CE日本語版」(1997年)などに受け継がれて、今日に至ります。


次回は、PDAの登場からの歴史を振り返ってみたいと思います。


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