掲載日: 2005年 07月 25日
夏の風邪 ヘルパンギーナとは?
文章:長尾 大志(All About「子供の健康」旧ガイド)
ヘルパンギーナって、どんな病気?
Q:うちの子供が39度の熱を出したので、近所の医院に連れて行きました。診断は「ヘルパンギーナ」でしたが、熱冷ましのお薬しか出してもらえませんでした。家に帰ると「口が痛い」と言い出しましたが、もう一度かかったほうがいいのでしょうか。どうしたら良いのか、教えてください…。そもそも、「ヘルパンギーナ」とはどのような病気なのでしょうか?A:お答えします。ヘルパンギーナとは夏風邪の一種です。症状は強い喉の痛みが代表的です。喉が真っ赤になり、喉の奥に小さな水ぶくれが数個から数十個出来てきます。水ぶくれのところが痛くなるため、喉や口が痛いというのが特徴です。38度以上の高熱が2〜3日続くこともあります。
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| ヘルパンギーナは夏風邪の代表です |
予防法・治療法は?
ヘルパンギーナの原因となるのはコクサッキーA群というウイルスを代表とする何種類かのウイルスです。かかった子供の咳やくしゃみでウイルスが飛び散り、それを他の子供が吸い込んで発病します。原因となっているウイルスに対する薬はないので、ヘルパンギーナに特定の治療法や予防接種はありません。予防法としては、風邪をひいている子供に近づかない、と言うことに尽きます。
特に治療しなくても自然に治るため、風邪として対症療法が中心になります。主に喉や口の痛みと熱に対処します。解熱剤は熱を冷ます以外にも痛みを止める効果がありますから、小児科で処方されるケースが多いお薬です。
家庭でのケア・対症療法での注意点は?
喉や口の中が痛いので食事や水分が摂りにくいことも。高熱が出ているときには脱水状態にならないよう、水分の補給を充分に行いましょう。口の中が痛いときには、あまりかまずに飲み込めるやわらかいものを与えます。また、オレンジジュースのような刺激になるものは避け、味の薄いものを。牛乳・麦茶・みそ汁などで水分を補給します。
診察を受けるのは、どんなとき??
口の痛みが強くて水分がとれないときは脱水状態になるおそれがありますから、医師の診察を受けて下さい。元気がなくてぐったりしているときや高熱が続くときも、病院に行った方がいいでしょう。ヘルパンギーナはよくある夏風邪の一種ですが、特に夏は脱水になりやすいので、お母さんが気を付けてあげましょう。
*ネット上での診断・相談は診察ができないことから行えません。この記事は実際の診察室での会話をもとに構成したものです。診断・相談が必要な方、お子様が病気にかかった場合は医院、病院で実際に受診してください。
<参考リンク先>
ヘルパンギーナ(かのうクリニック)
ヘルパンギーナ(増田こどもクリニック)
<特集>ヘルパンギーナ(国立感染症研究所)




