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| エクスプローラ代表 中村隊長です。人と人をつなげるのが大好きだとおしゃっる隊長の周りには、とっても楽しい仲間が集まっています。後ろにたくさん写っているのは、ツアーに参加されたお客さんからの感謝の手紙 |
扱う商品は30万～40万の高額な海外旅行。しかも、現地集合・現地解散という強気なもの。さらにはそんな高額商品をメルマガで流しただけで、数日で完売させる会社。
お客さんは「地球探検隊の隊員」と呼ばれ、もちろん「隊長」は代表取締役の中村伸一さん。月に1回行われる商品説明会（？）の「地球探検隊のゆうべ」には、毎回オフィスからあふれるほどの参加者でごったがえすという。
ありえないでしょ？
もう、ツッコミどころは満載です。どう考えてもネタとしか思えませんでした。それが東京・新宿にひっそりと事務所を構える「地球探検隊」の異名を持つエクスプローラという会社です。
旅行会社だけど、旅行を売っているわけじゃない
――会社でもＧパンにアロハなんですね。
はいはい。「世界で一番かっこいいお父さん」ですからね。
――娘さんにそう言われているのですか？
そうですよ。もう、かわいくてね！
――奥さんも素敵ですよね。中村隊長はブログでも「結婚して13年、今の妻も美しいと思った」なんて書いておられましたが。
恥ずかしいんですけれどね、いやあ…あれは本音だから。
――いやあ、いいですね。社長がこうなら、従業員さんも大切にされているんでしょう。
「いかにお客さんを楽しませるか」というのが普通だろうから、他の会社にはありえないでしょうけれど、ウチは「スタッフがいかに楽しむか」に重点を置いているんです。だって、旅行に同行しているスタッフがブスッとしていたら、お客さんは絶対に楽しめないじゃないですか。
――確かに、そうですよね。スタッフが誰よりも楽しむというのは大切かもしれませんね。「こんなに楽しんでいるスタッフさんって素敵だな」とか反響も上がってくるでしょう？
反響どころか…ウチのスタッフは、全員元隊員…つまり、お客さんだった人ですよ。
――うわあ！なによりもスゴイ反響ですねえ！
そうでしょう？求人広告出す必要ないもの。お金かからないし。何よりも、社員教育も楽ですよ。ウチの会社が何を望んでいるのかちゃんとわかった上で応募してくれるから。
――何を望んでいるんですか？
感動を売るっていうことですよ。大手の旅行会社さんなんかの旅行は、旅の目的はどこへ行って何を見るかということでしょう？ウチのは全く違いますよ。やっぱりね、旅が面白いのは、誰と一緒に何ができるかという、体験があるからなんだってね。
多国籍冒険ツアーの旅のコンセプトは「世界を遊び場に仲間をつくろう！」というものだし。旅行会社に連れて行ってもらう感覚ではなく、参加者自ら自分たちで創っていく旅なんです。
――ああ、だから寄せられる感想に「今までの旅はなんだったんだ」とか「目からウロコ」だとか多く寄せられるんですね。これ、いいですね。「自らの固定観念を前向きに壊していく」っていうの。
あはは。いいでしょう！参加してくれた人って、本当に前向きな人が多いんです。本当にお客に恵まれた。
――旅行会社の手数料の常識も打ち破りましたものね。
安売りすると、どうしても質が落ちてしまうしね。
――ああ、それが4月に出版された本のタイトルにもなるという…
そう。『感動を売る！「人とお金」が集まる仕事術』のヒミツはそこにあるんですよ！ただの旅行代理店で、「ウチの商品はあくまでも旅行だ」と言っている間は、絶対にお金も人も集まらない。どんな仕事にも、やり方や考え方によって、いくらでも楽しめるんですよね。心の底から、きっちり楽しめるようになって初めて色んなものがまわり始める。
――男の人は、特に仕事＝人生＝生活と直結しているから、一つが動くと全部動くということですか？
そうそう！給料は、自分で稼ぐもの！普通は「給料貰って仕事する」でしょう？逆なの。自分で稼いだ見返りとして、給料は貰うもの。だから、色々チャレンジした方がいいし、もし失敗しても、サラリーマンは命までは取られないんだから！これが社長だったら怖いよ。雇ってる社員の生活とか考えたら、命がけでチャレンジしなくちゃいけない。だから、起業家精神を磨くためには、サラリーマンの間にどんどんチャレンジしなきゃね。そうしたら絶対に人生も充実してくるし、生活も楽しくなると思うなあ。
人生を楽しむ達人の中村隊長の魅力は？
