起業・会社設立のノウハウ/起業・独立事例

起業の夢と現実:小林将大氏(その2)

小林氏が立ち上げた恋愛相談のビジネスはどのようなビジネスモデルなのか?起業後どのような問題にぶち当たり変化したのかを見ていこう!

執筆者:日下 康幸


起業時のビジネスモデルと現在のビジネスモデルがどれぐらい同じか?

小林氏が起業時に考えてたのは、自らの失恋体験から創った携帯用の恋愛相談Q&Aサイトでの広告収益モデル。当時は、『電車男』ブーム。悩みを見知らぬ人と共有することが一般的になってきた頃だ。

「この習慣をモバイルで実現すれば、もっとリアルタイムに悩みから解放されると思い『みんなの恋愛相談』を作りました。」

これが小林氏の事業の始まりだ。

「Q&A以外にも、恋愛相談ってあるんじゃないか?」

この疑問から、その後、恋愛相談のポジショニングマップに置き換えることとなった。そして、恋愛相談Q&Aは一つの領域しか満たしていないことに気づくこととなる。

恋愛相談ポジションニングマップ
小林氏が考える「恋愛相談」のポジショニングマップ


ポジショニングマップを作成した小林氏は、

「ユーザーは、緊急性が高ければより多くのお金を対価として払う」

と考えた。そして、緊急性も重要性も高い電話で相談するというビジネスモデルを企画。

次のページでは小林社長がどのように電話と占いと結び付けたのか、そのビジネスモデルを見てみよう。
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