企業のIT活用

ガイド:水谷 哲也

企業のIT導入・活用のコツをITコンサルタントのガイドが伝授します。

 

掲載日: 2004年 09月 11日

ホスティングとハウジングの違い

皆さんの会社では自社内にサーバをおいて運用されていますか?
地震発生
大きな地震に備え、サーバーの運用について考えましょう。

先日、関西・東海地域を中心に震度4の地震が発生しました。もう少し大きな地震が発生した場合、サーバをむきだしで置いているとラックが倒壊しサーバは破壊されてしまいます。

サーバを自社内の業務にしか使っていない場合は伝票処理に戻すなど他の手段で代替が可能ですが、ホームページなど外部に情報提供したり電子商取引をしている場合はサービスを止められません。

そこで自社内にサーバを置かず、外部にアウトソーシングすることが多くなっています。

アウトソーシングと言いましても色々なサービスがあります。ではどんなサービスがあるのかみてみましょう。大きく分けてホスティングとハウジングがあります。

ホスティング

ホスティングとはサービス事業者が用意したサーバを貸し出すサービスのことです。

サーバを丸ごと貸し出す専用ホスティング、1台のサーバを複数のユーザーで共有する共用ホスティングがあります。共有ホスティングはシェアードホスティングと呼ぶ場合もあります。丸ごと貸し出す専用ホスティングに比べ共用ホスティングの方が安くなります。

ホスティングはレンタルサーバとも呼びます。 個人やSOHO向けにインターネットサービスプロバイダーが行っているホームページを預かるサービスはホスティング(レンタルサーバ)サービスです。

参考ガイド記事 レンタルサーバ会社の選び方
レンタルサーバをどうやって選べばよいか、そのポイントを紹介しています。
ホームページ作成、西村さんのガイド記事です。

ハウジング

次にハウジングとは顧客がサーバなどの機材を用意してサービス事業者に預けるサービスです。自社で独自の機材を持ち込むので、機材の選定や組み合わせは自由になります。

サービス事業者が提供するのはサーバを置くスペースや、バックボーン回線となります。ハウジングはコロケーション(collocation)サービスとも呼びます。

サービス事業者の規模は色々ありますが、規模が大きく、高スペックでスケールの大きなハウジングサービス提供事業者をデータセンターやIDC(インターネット・データセンター)と呼んでいます。

アウトシーシングのメリット

昔はアウトソーシングを受託するサービス事業者が存在せず自社でサーバを管理・保守する必要がありました。大変な手間やコストをかけて管理していました。

インターネットが普及し、通信容量が増え、回線使用料が下がったこともありアウトソーシング事業が成り立つようになりました。2000年頃から数多くのサービス事業者が誕生しています。ではアウトソーシングのメリットを考えてみましょう。

自社サーバで運用する場合、光ファイバーを申込、回線をひき、システムを立ち上げるのに時間がかかりますが、アウトシーシングの場合、素早く立ち上げることができます。
耐震構造ビル
サーバーを管理するサービス事業者であれば、耐震構造のある場所での管理も期待できる。

また自社サーバの場合、サーバを設置する場所を耐震構造にし、24時間365日稼働する場合は要員を配置する必要があり人件費などコスト高になります。

また日進月歩で性能が向上するサーバの状況では自社サーバの減価償却が終わる前に陳腐化することもあります。これはアウトソーシングのメリットとなります。

他のメリットとしては
データのバックアップ
安定した高速回線を利用できる
社外からは自社サーバを運営しているようにみえる
高度な専門知識が不要

があります。
反対にアウトソーシングのデメリットは何かあるのでしょうか。みてみましょう。

関連用語: 無停電電源装置 /  減価償却 /  耐震構造 / 

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