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形式は自由、だからこそ難しい 職務経歴書の書き方-技術者編

ときには、履歴書以上に重視されることもあるのが職務経歴書。書式は自由ですが、だからこそ的確にアピールするための工夫が必要になります。

執筆者:西村 吉郎


今日では、ほとんどの企業が募集に際して履歴書とは別に職務経歴書の提出を求めてきます。この職務経歴書。履歴書と違って決まった用紙や書式に決まりはなく、自由です。求人広告でも、わざわざ「職務経歴書(書式自由)」などと断り書きを入れている会社もあるくらいです。

だからといって、どんな職務経歴書でもいいということではありません。そこには自ずと制約があります。極端な例えになりますが、古の手紙のような巻紙にするとか、赤いインクで書いたりすると、当然、常識を疑われることになりますし、まとめ方がまずくて、キャリアが十分に伝わらないというのもマイナスです。

そこで、基本的な部分では、一般的な常識に則って用紙や筆記用具を選択するとともに、培ってきた技術や経験をよりわかりやすく、より強くアピールするために工夫を凝らす必要があります。以下、技術系の場合と事務系の場合とに分けて、職務経歴書の書き方に関する基本を述べていきましょう。

職務経歴書における基本

A4用紙に横書きがベター

職務経歴書に最適とされるのは、A4サイズのレポート用紙、または無罫の上質紙です。履歴書とは異なり、必ずしも自筆による手書きであることは求められませんので、ワープロやパソコンで作成しても構いません。市販されているスタンダードのプリンタ用紙で十分でしょう。ただし、色の付いていない白無地のものを選択してください。

書式は横書きです。技術系ではとくに、数字やアルファベットなどが多く出てくることになるはずですから、書きやすさ、読みやすさを考えれば容易に理解できると思います。

冒頭に表題を入れる

書き方としては、まず冒頭中央に「職務経歴書」(技術経歴書でも可)と表題を入れ、次の行の右寄りに署名します。欧米風のレジュメでは、ここに住所や電話番号も書き込むことになりますが、日本の場合は別途履歴書を提出するのが一般的ですので、名前だけで十分です。

いつの時点での職務経歴なのかを明確にする意味で、名前のすぐ上に作成した日付けを入れるケースもありますが、必須というわけではありません。

内容はできるだけ詳しく

職務経歴書は、「自分はこんな仕事ができるんだ」という、一種の自己PR書。盛り込む内容はできるだけ詳しくしたいものです。

たとえば、ソフトウエア関連であればどんな分野のシステム開発に当たっていたのかは当然として、使用機種、言語、規模(ステップ数など)、担当した領域、そのプロジェクトで果たした役割なども書き入れます。製品開発に当たっているのであれば、その製品のどの部分をどんな役割を担って業務に従事したのかが分かるように記述しましょう。

そのほかには、社内外での研修の受講状況、セミナーなど参加経験、保有している資格・免許、学会誌などに掲載された論文、特許や実用新案の所得歴、表彰歴、加入団体など、キャリアと実績をアピールできるものがあれば遠慮せずに書き込みましょう。
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