
【編集長 評価コメント】
各部門賞に輝いた話題の中でも、特に人々に強い印象を与えたのが「ビリーズブートキャンプ」でした。ゆるいダイエットではなく、あえて軍隊式トレーニングという斬新さ。専門性を極めつつ、ビリーが発する激励の掛け声は、自分なりに“頑張っている感”や、ブートキャンプの特徴でもある仲間と“一緒にやってる感”を与えてくれ、審査基準の一つである「気持ち貢献度」においても極めて高い商品だったと思います。「ラクに痩せる」のではなく、「努力して痩せる」という原点回帰の発想に説得力をもたらしてくれた点、また意志の弱さを支えてもらえる人間味溢れる仕掛けを評価させていただきました。
【編集長 評価コメント】
地球温暖化…全世界の人々の意識を高め、温暖化に対する行動を起こさせた「不都合な真実」。京都議定書の批准国でないアメリカの元副大統領アル・ゴア氏によるものであることが衝撃であると同時に、期待する気持ちも隠せません。ゴア氏は2007年のノーベル平和賞も受賞し、世界的な後押しを受けました。賛否両論様々な問題をはらんでいるものの、地球に生きる我々一人一人がもう無関心ではいられないんだという危機感をあおり、何かしなくては、という行動に我々を駆り立てています。All Aboutでもエコがらみの記事が増え、読者の関心も以前に比べ圧倒的に高まっているように思います。その前向きな影響に対力して、特別賞を贈らせていただきます。
【編集長 評価コメント】
年金問題、モンスターペアレントなど残念な話題が多かった暮らし部門ですが、首都圏在住者が多いAll Aboutの読者が支持したのは、今年もっとも身近で便利になった実感の強いPASMOでした。単に切符としての役割だけでなく、電子マネーとしての利便性、どの電鉄系カードと組み合わせるかで違う特典の享受など、賢い生活者としては気になる要素がいろいろ。物価上昇で家計も苦しい中、こういった新しい仕組みを上手に使いこなしたいという気持ちが注目を集めたようです。
【編集長 評価コメント】
会社の同僚や家族間の新しいコミュニケーション方法を創出した「脳内メーカー」、友達の輪をキャッチフレーズに広がった「ホワイトプラン」、企業とユーザを繋ぎ、新しいビジネス形態を創出した「サンプル・ラボ」など、この部門のキーワードは“コミュニケーション”と言えるのかもしれません。特に脳内メーカーは子供でも簡単に遊べるわかりやすさに加え、総裁選での麻生氏の演説で全世代で注目が高まり、日本中のあちこちで話題になった2007年の大型ヒット。上位入賞の話題をみていると、性別・世代を問わない興味がやはり国民的な話題となるようです。
【編集長 評価コメント】
上位3位をカラダを動かして成果を出すダイエットが独占。しかもビリーやWiiのように、コミュニケーションを取りながら、誰かと一緒にやるのが2007流。自分ひとりではなかなか続かなかったものも連帯感を感じつつ楽しみながらできるのがポイントのようです。一方今年はまさに男性が注目された年でもあります。これまで女性をターゲットに売られてきたものをあえて男性向けと冠をつけることで、最近のおしゃれ男性の関心を一気にひいてきました。オトコ市場のさらなる展開が2008年は期待されることでしょう。
【編集長 評価コメント】
「初音ミク」という、たったひとつのソフトを使ったコンテンツが日々生まれ、ニコニコ動画だけでも現在約12000近くものコンテンツが存在します。音楽は作れないけど画像は作れるユーザー、画像や動画を観て音楽をつけたくなったユーザー同士がコラボレーションし、さらに進化したコンテンツが生まれています。ユーザー主体の創作サイクルのおもしろさ、楽しさこそが、今回、部門賞を受賞した一番の理由ではないでしょうか。何かやってくれる、何かがそこにはあるというワクワク感。これはニコニコ動画を始め、2位から5位に選ばれた全ての話題に言えることです。
【編集長 評価コメント】
健康志向の波は今年も強くなりました。塩スイーツ、ベジスイーツ、漢方を身近にした和漢箋のヒットなど、食や健康に関する関心は顕在です。そんな中2007年一番の話題といえば、はやりミシュラン東京でしょう。あっという間に初版12万部ほぼ完売したことからも関心の高さがうかがえます。なんといっても、星付きレストラン数でも星の総数でもパリを抜いて東京が世界一と、日本の食のレベルの高さを世界に証明した形になったことが、明るい話題の少なかった2007年終盤を盛り上げてくれました。星がついた店はすでに予約殺到しており、格付けの影響がこれからのレストラン業界にどう影響してくるのか注目です。