モータースポーツ

ガイド:辻野 ヒロシ

場内実況アナウンサーとして、サーキットという現場を知り抜いたスペシャリスト

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掲載日: 2009年 06月 23日

鈴鹿8耐のヤング割0円キャンペーン!

鈴鹿8耐に大胆な若者歓迎企画が登場!

鈴鹿8時間耐久ロードレース
【写真提供:MOBILITYLAND】

三重県・鈴鹿サーキットで7月23日(木)から26日(日)まで開催される『コカ・コーラゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第32回大会』に、18歳から22歳までの若者を無料で招待しようという大胆な企画が登場した。このキャンペーンで入場するには、インターネットからの事前申し込みが必要で先着5000名限定、なおかつ当日には年齢を証明できるものを持参する必要がある。

それにしても「大胆」な企画だ。
「鈴鹿8耐」ブームの牽引者となった70年代から80年代の若者たちは今やすっかり中年ライダーになってしまった。最近の鈴鹿8耐で若者が少ないと感じることは無いのだが、ちょっと年齢層が高いイベントになっているのは事実である。将来を見据え、今の若者に今後の「鈴鹿8耐」を支える存在になってほしいという願いが込められた、新しい企画がスタートした!

若者に支えられた鈴鹿8耐

鈴鹿8時間耐久ロードレース
【写真提供:MOBILITYLAND】
思えば、「鈴鹿8耐」はかつて若者文化の象徴であった。70年代後半からスタートした「鈴鹿8耐」にはバイクを愛する若者が友人や恋人を連れ添って自分のバイクで鈴鹿サーキットに来場し、炎天下の中、肩を寄せ合うようにして楽しむ、夏の恒例行事の一つだった。

ここ最近はそういった夏のフェスティバルはロックやレゲエといったジャンルのミュージシャンが集まる音楽フェスティバルに若者の関心が集まっているが、実はこういったイベントにはバイクで来場する若者も多い。さすがにレーサーレプリカに乗っている若者は少ないが、アメリカンバイクや単気筒バイク、ビッグスクーターなど男女問わずファッションの一つとしてバイクに乗っている者も多いのだ。

かつて、若者にとってのバイクは自分たちで稼いだお金で手に入れられる武器のようなものだった。自分を表現し、異性を誘い、遠くまで行ける、いわば自由を手に入れられる大切な宝物だったのだ。その当時とは若者のバイクに対するとらえ方は変化したとはいえ、バイクに乗るという行為自体は今も昔もイージーなことでではない。教習所に行って免許を取得し、バイクショップに足を運び、バイクを購入し、走り、上手な乗り方をカラダで覚えていく。その過程は今も昔も変わらず、勇気もパワーも必要とするものである。

入場無料だからという理由だけで「鈴鹿8耐」に来るという若者はそうそう居ない。数多くのイベントがあるとはいえ、来場する若者は少なくともバイクやレースに関心があるはずだ。そういう若いファンを取り込んで、次の時代の「鈴鹿8耐」を作っていく。こういった発想は素晴らしいと思う。

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