眠気を抑えた抗ヒスタミン薬とは?
抗ヒスタミン薬が脳に働くと、眠気が出てくるわけですから、脳へ薬が行きにくい薬が望まれます。眠気の少ない抗ヒスタミン薬は第2世代に多いのですが、ケトチフェン(ザジテン)などは眠気が多いと言われています。そこで、第2世代の抗ヒスタミン薬の中で、眠気が少ない非鎮静性の抗ヒスタミン薬を紹介します。
■フェキソフィナジン(アレグラ)
 |
| フェキソフィナジン(アレグラ) |
錠剤:30mg、60mg
成人には1回60mgを1日2回内服。
7歳以上12歳未満の小児には1回30mg を1日2回内服。
12歳以上の小児には1回60mgを1日2回内服。
眠気の頻度 成人 2.3% 子供 3.2%
自動車運転能力に及ぼす影響は少ないと認められており、添付文書に服用時の自動車運転等への注意の記載がありません。
サノフィ・アベンティス■ロタラジン(クラリチン)
 |
| ロタラジン(クラリチン) |
錠剤・口腔内崩壊錠:10mg ドライシロップ:1%(1月21日発売予定)
錠剤 成人には1回10mgを1日1回内服。
7歳以上 1回10mgを1日1回内服。
3歳以上7歳未満 1回5mg 1日1回内服
自動車運転能力に及ぼす影響は少ないと認められており、添付文書に服用時の自動車運転等への注意の記載がありません。
眠気の頻度 成人 6.35% 子供 3.6%
シェリング・プラウシオノギ製薬 薬に「運転等に影響がある」といった注意書きがなく、服薬時の眠気が指摘されていないのは、上記のフェキソフィナジン(アレグラ)とロタラジン(クラリチン)の2つだけです。
その他の眠気を抑えた抗ヒスタミン薬
上記2つ以外、服薬時の眠気の注意を促している薬の中にも、眠気を抑えているものはあります。脳への影響の少ない薬としては、エピナスチン(アレジオン)が上げられています。
■エピナスチン(アレジオン)
 |
| エピナスチン(アレジオン) |
錠剤:10mg、20mg ドライシロップ:1%
錠剤 成人には1回10mg、20mgを1日1回内服。
ドライシロップ 3歳から7歳 1回0.25mg~0.5mg/kg体重 を1日1回内服。
7歳以上 1回10mg~20mg を1日1回内服。
眠気の頻度 錠剤 1.21% 子供 2.89%
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動
車の運転等危険を伴う機械の操作に注意することになっています。
ガイドが味見しましたが、ドライシロップは、やや苦いので、アイスクリームなどに混ぜると味はましになります。ウーロン茶に混ぜると紅茶のような味になります。
">日本ベーリンガーインゲルハイム■エバスチン(エバステル)
 |
| エバスチン(エバステル) |
錠剤・口腔内崩壊錠:5mg、10mg
錠剤 成人には1回5mg~10mgを1日1回内服。
眠気の頻度 1.7%
眠気を催すことがあるので,本剤投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う機械の操作に注意させることになっています。
大日本住友製薬明治製菓 ■ベポタスチン(タリオン)
 |
| ベポタスチン(タリオン) |
錠剤・口腔内崩壊錠:5mg、10mg
錠剤 成人には1回10mgを1日2回内服。
眠気の頻度 治験時 5.7% 市販後 1.3%
小児特定使用成績調査で、5歳以上~15歳未満の小児で、眠気 0.4%
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転など危険を伴う機械の操作に注意させることになっています。
田辺三菱製薬 ■ジルテック
 |
| セリチジン(ジルテック) |
錠剤:5mg、10mg ドライシロップ:1.25%
錠剤 成人には1回10mgを1日1回内服。
ドライシロップも10mg(0.8g)を1日1回内服。
眠気の頻度 3.22% (承認時および2002年7月安全性定期報告時の合計)
眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないよう十分注意することになっています。従って、眠くなる恐れがあるので注意は必要です。
ドライシロップはありますが、現時点で、小児に適応されていません。味はイチゴ味でまずまずです。
グラクソ・スミスクライン これらの薬は眠気が少ないと言われている薬ですが、眠気には個人差がありますので、合う薬を使うのが有効ですので、医師に必ず相談するようにしましょう。
できるだけ眠気の少ない薬で、アトピーと花粉症のつらい季節を乗り切りたいですね。
<参考リンク先>
内服薬グラクソ・スミスクラインサノフィ・アベンティスシェリング・プラウシオノギ製薬大日本住友製薬田辺三菱製薬">日本ベーリンガーインゲルハイム明治製菓