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for M トップページ 特集「今年のシャンパーニュはRM(レコルタン・マニピュラン)」
12月17日更新
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その泡に、作り手の個性が宿る 今年のシャンパーニュはRM(レコルタン・マニピュラン) イメージ
自分のブドウ畑で栽培したものを使い、自分で醸造する。そのシャンパーニュをRM(レコルタン・マニピュラン)と呼ぶ。大手のメゾン(ヴーヴ・クリコやモエ・エ・シャンドンなど)とは違い、その味わいは豊かな個性と作り手の信念に満ちている。シャンパーニュを飲む機会が増える季節、今年はこだわりの1本を大切な人と味わいたい。
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取材・文・コーディネイト/いとうゆうじ 写真/金田邦男 取材協力/Bar crush
インデックス Champagne1>>RMの魅力を知る Champagne2>>RMが飲めるレストラン・バー
Champagne1 RMの魅力を知る
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ボトルからコルクを抜くとき「シュッ」という音がする。これを「淑女のため息」という。芳しい香りを周囲に広める何とも美しいため息だ。
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RMとNMの違いとは
泡が出ればシャンパーニュと思っていないだろうか?それは大きな間違いである。そもそも、ブドウからつくった泡の出るお酒を総称してスパークリングワインと呼ぶ。なかでも、フランス北部シャンパーニュ地方でつくられたものだけが「シャンパーニュ」を名乗ることができる。それには法的なさまざまな厳しい規制があり、シャンパーニュは、それらの条件をクリアした一流のスパークリングワインなのだ。

シャンパーニュの作り手は、大きく分けて3種類ある。他社の畑からブドウを買い付けて自社ブランドを醸造・販売するNM(ネゴシアン・マニピュラン)。NMは多くの人が耳にしたことのあるシャンパーニュメーカーで、大手らしい巨大な生産規模を持ち、安定した製品をリリースする。生産者共同組合が組合の銘柄としてつくるCM(コーペラティヴ・マニピュラン)は、ほとんど日本で見る機会がないシャンパーニュ。そして、大手メゾンにブドウを出荷する栽培農家が、自社畑のブドウだけでつくるシャンパーニュがRMだ。

小規模だけに生産量は少ないものの、優れた作り手によるRMのシャンパーニュには、大手メゾンを越える味わいを持つ銘柄も多い。その均一的な味に慣れてしまった粋人たちは、純粋に旨い酒と、豊かな個性と深遠なる味を求めて、RMへと辿り着く。1本のボトルに宿る25億もの泡に、作り手の個性が秘められた至上のシャンパーニュ、それがRMだ。
シャンパーニュを語る
RMを飲む前に、シャンパーニュの基本を理解しておきたい。その知識があればこそ、レストランでのオーダーも粋に決まるというもの。まず、シャンパーニュに使われるブドウの品種は3種類。黒ブドウのピノ・ノワール、ピノ・ムニエと白ブドウのシャルドネ。基本的にはこの3種類を使い、芸術的なブレンド技術を施して複雑な香味を醸し出す。

さまざまな畑、ビンテージのブドウをブレンドするというシャンパーニュの基本に忠実なものがNV(ノンビンテージ)。シャンパーニュの全生産量の80%がNVだけに、最も市場に多く出回るため、シャンパンハウスの実力が表れる。その上のグレードがビンテージ・シャンパーニュで、ブドウの出来がいい年にその年に収穫されたブドウだけを使ってつくられる。さらにグレードの高いものをプレステージ・シャンパーニュと呼び、ビンテージ・シャンパーニュのなかでも極上のブドウだけでつくるものを指す。年ごとの特徴が出るのはもちろん、白ブドウのみ、黒ブドウのみ、単一畑のブドウを使用するなど、グレードが上がるごとに、個性を尊重した味わいを愉しめるようになっている。

プレステージ・シャンパーニュはどれも旨いが、女性とともに過ごした翌朝、昨夜飲み残したシャンパーニュを飲むのがいちばん旨いという話もある。なぜなら「いいシャンパーニュは一夜経っても泡が立っているから」だという。
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ラベルはシャンパーニュの味の性格を表わすという。その絵柄から味を推理するというのも一興。下部には、小さくRMの文字が記載されている。
For M編集部おすすめのシャンパーニュ
「フランソワ スコンデ グラン・クリュ シルリー ブリュ」
現在シルリー村には2件のドメーヌがあるが、シルリー100%のテロワールを表現したシャンパーニュを造っているのはスコンデだけ。やや甘く感じる味わいはドザージュによるものではなく、質の良いブドウを使っているため。
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「エリザベス アブリル ブリュ」
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今までイギリスにしか出荷していなかったシャンパーニュ。年間生産量は5000本。ブドウの苗木の育成、栽培も手がけており、モエ・エ・シャンドンをはじめとする、主要メーカーにブドウを出荷している。
「ゴビヤール ブリュ グラン レゼルヴ」
シャンパーニュの生みの親といわれるドンぺリニョン司教が眠るオーヴィレ村の修道院。その目の前にカーブと畑を持つ、家族経営のシャンパンハウス。ラベルにドンぺリニョン司教の絵柄を描いている唯一の生産者。
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RMは旨い酒を知る男の証
ジェームス・ボンドの映画でも数多くシャンパーニュの登場シーンが見られる。その隣には美しいボンドガールがいるはずだ。そう、ボンドはシャンパーニュが女性を美しく見せる酒であることを知っているのだ。だとすれば、シャンパーニュの中でもRMは男を上げる酒といえるかも知れない。RMの繊細な味は時間の経過とともに、華々しく変化を見せ、味わう愉しさを教えてくれる。RMを選ぶということは、旨い酒を知っている男の証となるのだ。また、RMは小規模生産のため設備投資や広告費にかける資金も必要ない。そのため、クオリティに見合った価格が設定されているのも好ましい。

作り手が自分で栽培したブドウを自分のブランドでボトルに詰めたRMは、高貴な誇りに満ちたシャンパーニュ。グラスに立ち上る泡を愛でながら、作り手の個性を語らい、そして味わう。今宵、大切な人とRMのグラスを交わそう。
RMが買える販売店「ワイナリー和泉屋」
http://www.rakuten.co.jp/wine/index.html
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