ウォーキング、サンダル、ミズノ…
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江戸時代の読み物、『東海道中膝栗毛』では、49歳の主人公の1人が、15日間で江戸から京まで徒歩で旅をします。東京から京都までは約510km、1日で30km以上歩く計算です。江戸時代の人がそれだけ歩けた理由、その秘密は"わらじ"にありました。

今見直される日本の伝統から、「現代のわらじ」が生まれた

明治維新以降、日本は、西洋の文物や価値観を積極的に取り入れ、今日に至るまで発展してきました。一方で、その間、江戸時代までに培われた日本の文化や生活様式などについては、あまり見向きされない時期が続きました。

しかし、近年になって、日本の伝統的な「衣・食・住」を見直そうという動きが広がっています。そこに込められた先人たちの知恵に、多くの人が気付きはじめたのです。

例えば、「食」。日本の伝統的な発酵食品である味噌や納豆、かつては主食を補う役割を担っていた雑穀類などには、成人病予防やアンチエイジングの効果があるといわれています。

また、エコロジーに加え、「節電」も重要なキーワードとなっている昨今、窓を開けたままでも雨が吹き込むのを防ぐ軒、視線を避けながら光を取り入れる障子、日差しを遮って風だけを通すすだれなど、電化製品に頼らずに梅雨や高温多湿の夏を快適に過ごすための工夫が再評価され、「住」においても日本の従来の木造建築が注目を集めているのです。

日本の気候や風土に合っていて過ごしやすいという点では「衣」も同様で、特別な行事がなくても、普段着として和服を身に着ける人がまた増えてきています。

このようにさまざまな分野で日本の伝統が見直される中、日本古来の履き物である"わらじ"にも先人の知恵が込められていることを突き止め、それを蘇らせて、「現代のわらじ」ともいうべきウォーキングサンダルが誕生しました。それが「ウエーブリバイブ」です。

明治維新によって西洋の文物や価値観が一気に押し寄せるまで、日本では固有の文化や生活様式が長い時間をかけて培われてきた

明治維新によって西洋の文物や価値観が一気に押し寄せるまで、日本では固有の文化や生活様式が長い時間をかけて培われてきた

時代を経て、進化した現代版わらじが登場
わらじの構造
ウエーブリバイブ共同開発者 深代千之教授

ウエーブリバイブ共同開発者  深代千之教授
東京大学大学院・総合文化研究科  生命環境科学系 身体運動科学

わらじを履くと、身体が前傾し、よりラクに歩くことができる!

わらじに先人の知恵が込められていることを突き止めたのは、東京大学大学院で巧みな動作の力学的・解剖学的メカニズムに関して、バイオメカニクスの観点から研究をしている、深代千之教授。

「江戸時代の読み物、『東海道中膝栗毛』では、主人公たちが、2週間ほどで東京の日本橋から京都の三条大橋まで歩いています。これは、1日にすると、30km以上歩く計算です。一般人と変わらない体力の主人公たちが、なぜこれほどの距離を歩けたのか。その秘密の1つが、彼らが履いているわらじの構造にあります」わらじの構造、それを履いたときの足の動きについて、深代教授が解説してくれました。

「私も実際に履くまでは気付かなかったのですが、わらじには足の指の下に当たる部分のソールがありません。そうすると、指先が土で汚れないように、指の付け根辺りで地面を蹴ることになります。そして、このとき、指がわずかに下降するのです」
わらぞうりと違って、わらじにはつま先部分のソールがないことをご存じでなかった方も多いかもしれません。ところで、足の指が下降することと、長い距離を歩けることには、どんな関係があるのでしょうか?

「微妙なものですが、私自身、足の指が下降したときに、膝がグッと前に押し出される感覚が得られたのです。実際に、分析してみたところ、膝のトルク……、回転させる力が下がっていることがわかりました。
つまり、わらじを履くと、足の指が下降し、膝が前に押し出されることで、身体が前方向に傾きます。それによって、ほかの部位の筋肉をより効果的に使うことができ、膝への負担が減るわけです。だから、長い距離を楽に歩けるのだと考えられます」

東京大学の研究から生まれた商品を展示・販売している、東京大学コミュニケーションセンター。取り扱われているのは、学内の厳しいセレクションをくぐり抜けた商品のみ。深代教授とミズノが共同開発したウエーブリバイブも、こちらに展示されている。

東京大学の研究から生まれた商品を展示・販売している、東京大学コミュニケーションセンター。取り扱われているのは、学内の厳しいセレクションをくぐり抜けた商品のみ。深代教授とミズノが共同開発したウエーブリバイブも、こちらに展示されている。

わらじの利点を生かして、身体の感覚を目覚めさせよう

膝の負担を減らして、より楽に歩けるようになる、わらじの利点を現代のシューズに生かせないか。深代教授はそう考え、スポーツ用品のトップメーカー、ミズノに共同開発を提案しました。

「試作の段階でポイントになったのが、鼻緒です。鼻緒があると指の間に痛みを感じやすく履きづらいという意見もありましたが、それがないと面で足を固定する構造にしなければならなくなり、足の指をできるだけフリーの状態にしておく、わらじの利点の1つが失われてしまいます。ですから、わらじ同様に鼻緒とかかとのストラップで足を固定するコンセプトは、新しく開発するシューズでも継続したいと考えました。そこで、鼻緒やストラップの素材、位置などを工夫しながら、改良を重ねたのです」

 そうして誕生したウエーブリバイブの特長は、わらじの知恵と最先端のウォーキング科学との融合にある、と深代教授は語ります。

「現代のシューズにはない利点を持つわらじにも、欠点があります。それは、ソールです。わらじは素材がわらであるために、耐久性で劣るのはもちろん、クッション性がほとんどありません。一方、西洋の靴は元々その点に優れ、特に現代では開発に注力されているところです。

ウエーブリバイブのソールも、波形プレートを挟み込んだミズノ独自のソール「ミズノウエーブ」を採用し、クッション性と安定性という、相反する2つの性能を高いレベルで両立しています。つまり、日本古来の知恵ばかりでなく、最先端の科学もまた、ウエーブリバイブの欠かせない一部なのです」

 深代教授ご自身も、ウエーブリバイブの秘める可能性に大きな期待をかけています。

「わらじの構造を持つウエーブリバイブを履くと、楽に歩けるようになるのと同時に、指をはじめ足の各部の自由度が高まり、身体本来の感覚が蘇ってきます。身体を動かしたいというのは、元々人間が持っている自然な欲求の1つ。

それが目覚めるわけです。健康のために義務的に身体を動かすのではなく、自ら身体を動かしたくなって、その結果として健康に寄与する。身体を動かすのが、楽しくなる。ウエーブリバイブは、そんな魅力を持ったウォーキングサンダルだと思います」

MIZUNO × 東京大学

鼻緒とかかと部分のストラップを用いて、面ではなく、点または線で足を固定するわらじの構造が、ウエーブリバイブにも採用されている。それによって、指をはじめとする足の各部の自由度が高まり、身体の感覚を目覚めさせられる可能性が広がるという。

ウエーブリバイブを履くことによって、膝にかかる力は軽減する。ミズノの従来のウォーキングシューズと比較しても、これだけの差があるのだから、驚きだ。

ウエーブリバイブを履くことによって、膝にかかる力は軽減する。ミズノの従来のウォーキングシューズと比較しても、これだけの差があるのだから、驚きだ。

バイオメカニクスの観点から、日本に古来より伝わる身体技法や日用品にアプローチする中で、深代教授はわらじのすごさを解明。それが、ウエーブリバイブの誕生につながった。

バイオメカニクスの観点から、日本に古来より伝わる身体技法や日用品にアプローチする中で、深代教授はわらじのすごさを解明。それが、ウエーブリバイブの誕生につながった。

わらじの知恵が、今、蘇る。自然な足の動きで、快適に歩ける。WAVE REVIVE

わらじに秘められた歩きやすさの知恵とミズノ独自のウォーキング科学を融合して生まれたウォーキングサンダルが、WAVE REVIVE (ウエーブリバイブ)シリーズ。鼻緒とベルトでしっかり固定するので、サンダル内での足のブレが抑えられ、ぴったりフィット。

わらじの構造を取り入れた足指部分の段差設計により、膝が自然と前に出て、とても歩きやすいのが特長です。カジュアルに、でもしっかり歩きたいなら、本格ウォーキングサンダルのWAVE REVIVE U。アウトドアシーンで活用するのなら、トゥガードとビブラムソールを備えたWAVE REVIVE OD。子どもを元気に遊ばせながら、健康な足を育てたいのなら、MIZUNO REVIVE KIDS。ラインアップも充実していますから、用途にあわせて、お好みのWAVE REVIVE (ウエーブリバイブ)をお選びください。

わらじの知恵が、今、蘇る。自然な足の動きで、快適に歩ける。WAVE REVIVE
WAVE REVIVE をもっと詳しく知りたい方はこちら
提供:ミズノ株式会社
掲載期間:2012年7月11日〜8月31日【PR】
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