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暮らしを変える「あかりの省エネ」>> |

「あかりの省エネ」には、ランプ交換、照明器具交換、あかりのリフォームといった対策方法があるのは前回、お伝えしたとおり。では、それらを実践した場合、どのような空間が生まれるかは気になるところですよね。そこで今回は、省エネ性に優れるLED照明器具を備えた住まいを訪ね、その印象をうかがってきました。

今回ご紹介するのは、関東地方にある栗原邸です。光人さん・紋子さんご夫婦と4歳の杏実ちゃん、そして光人さんのお母様である桂子さんの4人家族で、このたび、お母様世帯と光人さん世帯に分かれた住まいを新築されたばかり。この二世帯住宅では、LED照明器具を中心とした「多灯分散」が実践されています。
「今まで、照明に関してそれほど頓着していたわけではないんです。とはいえ、節電や省エネは意識していたので、家をつくるにあたってLED照明器具の導入も考えるようになって」と、光人さん。そんなとき、設計を手がけたスターディ・スタイル 一級建築士事務所の田中義章さんから、LED照明器具を中心とした照明プランを提案されたのだそう。
「長く点灯させる照明や、光の演出を行いたい箇所にLEDを使うことをご提案しました。もちろん、何でもかんでもLEDというわけではありません。デザインの好みやコストの問題などもあるので(田中さん)」
この提案を受け入れる一方で、栗原さんご夫婦には「LEDは暗いのでは?」「雰囲気はどう?」という思いもあったそう。でも、あかりが灯った我が家を初めて見たとき、不安はすっかり消え去ったと言います。
「こんなに明るいものとは思っていなかった(光人さん)」
「家をつくっていく中で、一番感動しました。光の演出効果ってすごいんだなって(紋子さん)」
そんな驚きと感動を与えてくれた栗原邸のあかり。一体、どのような使われ方をしているのか、次項から詳しく見ていきましょう。

「LEDには集光性が高いタイプと、光を拡散させるタイプの2種類があります」と、田中さん。栗原邸のあかりは、この光の発し方の違いを考慮しながら配置していったのだそう。
「栗原さんご夫婦側となる子世帯のリビングには、非日常的な雰囲気を出したかったので集光タイプのダウンライトを使いました。集光タイプは光が強く、パキッとした影を落とすことができるので演出効果が高いんです(田中さん)」
確かに、黒い壁とソファへ落ちる光の美しさは特筆すべきところ。ホテルのラウンジでくつろぐような、そんな気分にさせてくれる特別な空間が生まれています。
このリビングと続くダイニングとキッチンも、LED照明はすべて集光タイプ。これは演出効果を高めるのに加え、光の統一性を図った結果なのだとか。
「集光タイプと拡散光タイプは光の発し方に加え、光の色も多少異なっています。たとえば、同じ電球色相当といっても、LEDランプやLED照明器具の種類によって、色味に幅があるんですね。そのため、視界に入る空間は、どちらかのタイプに統一して使うように心がけました(田中さん)」
一方、お母様側である親世帯のLED照明は、すべて拡散光タイプとなっています。これは、年齢が高い方の場合、集光タイプではまぶしく感じられがちだからなのだそう。
「母親側は全体的に明るい空間になっていますが、子世帯側は雰囲気がありますよね。最初は内装色の違いかと思ったけど、壁に当たる光の面積がまったく違う。光の特性でここまで印象が変わることを初めて知りました(光人さん)」
ドラマティックな演出がなされた、子世帯側のリビング。ダウンライトは天井の色に合わせてブラック塗装が施され、全体の雰囲気を損ないません。


※白熱電球の消費電力は64Wとして試算。110Vランプを100V(定格)で点灯したデータとなります。
家づくりを始めた当初は、従来の照明器具を中心に照明プランが立てられていたという栗原邸。それをLED中心に変えることとなり、田中さんとしてはいかにランニングコストを下げるかに気を配ったのだそう。
「最近の蛍光灯は性能が良いので、LEDの消費電力と比較すると10〜20%高い程度という場合もあるんです。消費電力が大きい白熱電球からの変更なら、消費電力は約1/6にまで減らせるんですが(田中さん)」
とはいえ、蛍光灯ではメリハリのある演出効果を得ることはできません。集光タイプと光の質が似た白熱電球なら可能ですが、今度は消費電力が大幅にアップしてしまうのだとか。
「こうして総合的に見てみると、LED照明器具はやはり優れていますよね。明るさや色味などを気にされる方は多いですが、最新のものは従来の照明器具と比べてもなんら遜色ないですし(田中さん)」
演出効果を得ながら、ランニングコストを抑えられる。これなら、LED照明器具を選びたくなるのは当然です。LEDは従来の光源の照明器具より価格が高めだからと導入を見送られがちですが、数年でイニシャルコストが回収できることは、左上のグラフに示した一例でもおわかりいただけるはず。栗原さんご夫婦も初めのころは器具の価格を気にされたものの、「後になって器具を交換するくらいなら、最初から一気にやってしまおう」という考えで、導入を決めたのだそう。
「消費者心理としては、多少高くても必要なものは買うと思うんです。この家で明るさや演出効果を実感して、改めてLEDにして正解だと思いました(光人さん)」
「LEDだとランプ交換の回数が格段に少ないので、手間が減らせるのもうれしいですよね。光熱費がどれくらいになるのかというのも、今から楽しみです(紋子さん)」

非日常を感じさせる子世帯、やさしい光に満ちた親世帯。栗原邸のリビング・ダイニングには、住む人によって異なるあかりが使われていました。そこには、「省エネだから、多少暗くなっても……」というあきらめはまったく存在しません。最新のLED照明を使うことで、省エネ性だけではなく演出性をも備えた空間に仕上げられています。
そんなLED照明を始めとした、あかりの省エネと演出効果に興味をもったなら、『始めよう!あかりの省エネ』サイトをのぞいてみてください。照明器具のタイプ別にできる省エネ対策など、役立つ情報がわかりやすく解説されているので、きっと節電を気にするあなたの役に立つことでしょう。
さて、次回の後編では、寝室や移動スペースなどのあかりをご紹介します。こちらも乞うご期待!
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提供:社団法人日本照明器具工業会 掲載期間:2011年6月22日〜12月23日 【PR】 |
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