| SE構法、木の家、長期優良住宅… | |
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憧れの木の家を手に入れる >> |
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近年、木の家に住みたいと考えている人は多いようです。理想の木の家をつくるにあたって、まずはその魅力を大塚さんに聞いてみました。
大塚さん(以下敬称略):「日本の家の多くは、木でつくられています。私たち日本人にとって、室内に柱が見えるのが当然。障子などの建具類や家具も木製のものが多く、身の回りに木があることが自然だったと思います。そんな環境で育っていれば、ずっと昔から“木”はとてもなじみのある素材であり、身近な存在。だから、多くの人が家を建てるとき、“木の家を建てたい”と思うのではないでしょうか」 なるほど。では、大塚さんが考える“理想の木の家”とは、いったいどのようなものなのでしょう? 大塚:「木の家に限らず、理想の家なら、基本性能を備えていることは当然、必要でしょう。住宅の基本性能とは、具体的に耐震・耐久性のほか、断熱・気密性、耐火性などです。長く暮らせる理想の住まいであるためには、建築基準法レベルよりも上の水準だといいですね。具体的には、長期優良住宅や、次世代省エネルギー基準をクリアできる程度でしょうか」 このほか、採光や通風がよいことも、住まいとしてはとても大切なことなんだそう。 大塚:「できれば、大きな吹抜けなど、ボリュームのある空間が家の中につくられていると、とてものびやかで気持ちのいい家になると思います。そして、木がなじみ深い素材であることから、木が目に触れることで、ぬくもりや落ち着きを感じます。なので、床や柱だけでなく、吹抜けに太い梁が見えたりしたら、なおいいですね」
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長く快適に暮らせて、安心感とぬくもりを与えてくれる家。そんな理想の木の家を実現できるのが、『SE構法』というものなのだそう。
大塚:「『SE構法』とは、集成材と金物を使った施工方法のことで、木のよさと鉄骨のよさを併せ持つ“木骨ラーメン構造”のこと。ちなみに、Engineering(エンジニアリング)とは工学のことですが、集成材のことをEngineering Wood(エンジニアリング・ウッド)といいます。 『SE構法』では、コンピューター制御によってプレカットされた集成材を木骨として使用し、木造住宅の弱点となりやすい接合部には独自のSE金物を利用します。 無垢材の1.3倍の強度があるといわれている集成材を構造体に採用したことに加え、全棟構造計算をして、耐震性や耐風性をきちんと確保した家を建てることができる構法なのです」 建物の安全性を、客観的な数値として表すための構造計算。これを全棟に実施しているということですね。 大塚:「通常の2階建ての木造住宅は、壁量計算という方法で簡単に構造のチェックをするだけで、建てることができます。大きな吹抜けなどをつくることも可能ですが、壁量計算で建てた家の耐震・耐風性には、正確で複雑な構造計算に基づく裏付けがあるわけではありません」 いくらデザインが優れていても、安心して暮らすことができなければ“理想の家”とは言えないですよね。 大塚:「ええ。大きな吹抜けや開口部のあるダイナミックな間取りを取り入れながら、安心感のある家を実現するなら、頑丈な構造体を用い、構造計算という信頼できるデータに裏付けされた『SE構法』で家を建てるのは、賢い選択のひとつだと思います。また、取り外すことができない壁や柱がとても少ないのも、『SE構法』の特長。構造駆体はそのままで、住空間を自由に変えられるスケルトン・インフィルになっているので、将来の変化に合わせて間取りを変えられるのもメリットですよ」
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『SE構法』で家を建てられるのは、講習を受けて資格を取得した、全国400社強の
『SE構法登録施工店』
のみなのだとか。それだけの数が存在するなら、近所で施工してくれる工務店を見つけるのも容易そうです。でも、家づくりというと、まずハウスメーカーを思い浮かべがちなので、ちょっと意外な気もしますが……?
大塚:「大手のハウスメーカーはそれぞれ独自の工法や販売戦略をもって、家づくりをしています。ですから、その会社の方針やシステムから外れた施工方法やプランには対応できなかったり、高額な費用がかかったりといった場合も少なくありません。一方、工務店の場合は、大手に比べて組織が小さいがゆえに柔軟性があり、意思決定のスピードが速いので個別の要望にも対応しやすいというメリットがあります。地元で長く営業をしていて、なおかつ『SE構法』を取り入れようとする意識の高い工務店を探し出すことができれば、細かなところまで納得のいく家づくりができそうですね」 なお、これらの『SE構法登録施工店』では、見学会や勉強会も開催されているのだそう。「見学会に行くと、自分が思い描いていたイメージを確認することができますよ」と、大塚さん。 大塚:「見学できる施工例があるということは、建築後も顧客といい関係を築いている証拠。検討していた工務店の本当の評判を施主から聞くことができるので、とても参考になるでしょう。勉強会では、家づくりの流れや、住宅ローンに関することなど、知っておきたい基礎知識を学べるので、積極的に参加してみるのがおすすめ。家を建てようとしている人同士、ヨコのつながりが生まれることもあり、貴重な情報を入手することができると思います」
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