痔、痔の薬、ボラギノール…
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あなたの痔に合った薬を選んでいる?きちんと知ることから始めましょう!
「ちょっとおしりの調子が…」と思った時、アナタならどうしますか?「とりあえず市販の薬で…」という人が多いはず。でも、そのお薬はアナタの「痔」に合っているのでしょうか??
今回は、All About「女性の健康」ガイド山田 恵子が、「痔」の最新事情について専門医に直撃インタビュー。恥ずかしがらずに「痔」をよく知ることから始めてみましょう。
第1回:医師対談 痔の薬、どうやって選ぶ?
第2回:ホンネ座談会 わたし達の痔の場合
第3回:医師対談 痔の治療法とその最新方法とは?
一番多いのは「痔核」、いわゆる「いぼ痔」、女性に多いのは「きれ痔」
山田:今日は女性代表として「痔」についてお伺いしていきたいと思いますので、よろしくお願いします(笑)。まず、「痔」の患者さんはどれくらいいらっしゃるのですか?
岩垂:程度の差はありますが、大人が3人集まればそのうち一人は「痔」だと言われていますよ。虫歯と同じくらいポピュラーな病気なのです。
山田:えーっ、そんなに多いのですか。「痔」にもいくつかのタイプがありますが、女性がかかりやすい「痔」もあるのですか?
岩垂:「痔」には大きく分けて3タイプあるのですが、日本人に一番多いのは男女とも「痔核」、いわゆる「いぼ痔」で、発生する場所によって「内痔核」と「外痔核」に分かれます(イラスト参照)。痔核の次に女性に多いのは「裂肛」いわゆる「きれ痔」、逆に男性に多く見られるのがばい菌によって化膿し肛門周辺に穴が開く「痔ろう(あな痔)」です。
山田:ウワサにはよく聞くのですが、やはり女性は「きれ痔」が多いのですね…。何か原因があるのですか?
岩垂:妊娠・出産がひとつのきっかけになるケースが多いようです。まず、妊娠すると体調やホルモンバランスの変化で便秘になりやすいということ、それと出産時にいきむことも肛門への負担がかかるのです。
山田:また、便秘で悩む女性も多いですね。
岩垂:そう、便秘して硬い便が出る際に肛門を傷つけ痛みが生じる、痛いから排便を我慢することが増え便が硬くなる…といった悪循環になりがちです。
山田:痛そう…。便秘は美容にも悪いですが、「痔」にも大敵なのですね。
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▲坐薬や注入軟膏には腸内をコーティングし、便通の刺激を和らげる効果もある
坐薬・注入軟膏は肛門内をコーティングして便通を滑らかにしてくれる作用がある!
山田:治療法としては手術が多いのですか?
岩垂:痔は良性疾患です。手術しないとダメという病気ではありません。症状が重い時には手術治療を考えることになりますが、普通は薬を使った治療がメインなのです。
山田:痔のタイプによって、効果的な薬は違うのですか?
岩垂:薬の種類としては坐薬や軟膏といった患部に直接作用する外用薬と、飲む薬、内服薬に分かれますが、通常は外用薬を使って治療していきます。坐薬や注入軟膏は肛門内部まで薬の成分を届けることができるので、「痔核」、特に「内痔核」には一般的な薬です。薬の成分が体内で溶け出して出血や炎症を抑える効果があるのですが、実はそれ以外の効用も持っているのです。
山田:と言いますと?
岩垂:それはコーティング作用。体内で溶けて腸管や肛門内部に広がることで、便が通る際の潤滑剤としての役割を果たしてくれる。痔の治療で難しいのは便通を抑えることはできないこと、治りかけている患部が便通によって再び悪化する…というケースがあるので、コーティングすることで便通による患部の悪化を和らげる効果があるのです。
山田:なるほど、確かに痛くなさそうなイメージがしてきました。ちなみに、市販薬と専門医院で処方される薬の違いはあるのですか?
岩垂:風邪薬の場合と同じです。いわゆる市販の総合感冒薬は多くの症状に効きますが、自分の症状にあわせて病院で処方してもらう薬のほうが効果的です。痔の場合も同じ考え方をすればいいです。
症状にあわせた適切な処置が大切だから早めに専門医の受診を考えてみて!
山田:「あれ、痔かな」と思った時はどうすればいいのでしょう? 通院すべきかどうか、判断基準みたいなものはありますか?
岩垂:「痔」を自覚するのは排便時の出血、という人が多いですが、痛みや出血があればもちろんですし、違和感をもった場合には「痔」を疑って見ることも必要です。対処としては、まず市販薬を使って様子を見てみる方法もいいでしょう。ただ、1週間程度使用してみて効果がない、症状に変化がない場合は専門医の受診をおすすめします。「痔」の場合注意しないといけないのは、腸の疾患が隠れているケース。体質の違いもありますが、欧米では最初に出血を認めた際に腸検査を行うことが常識になっているくらいですから。
山田:自己判断よりも早めの受診が大事ですね。最後に、「痔」を予防するために、女性にできるセルフケア法があれば教えてください。
岩垂:一番大切なのは正しい排便習慣を身につけること。便秘もダメですし、下痢も痔には悪いです。
山田:えっ、下痢もだめですか?
岩垂:そうなのです、勢いよく排便すると、それだけで肛門粘膜は切れてしまう可能性があるのです。「有形軟便」が一番なのです。それに、「トイレでいきむのは3分まで!」「決まった時間にトイレはだめ」「出し切ってしまうのはだめ」です。
山田:「出勤前にはトイレ…」みたいに時間を決めている人も多いと思いますが、そういう習慣もよくないのですね。無理に出そうとするのがよくないってことですね!
岩垂:そう、便意を感じたらトイレに行くことが大事。そのためには食生活や規則正しい生活習慣が大切です。
山田:痔の予防のためだけじゃなくて、健康・美容にもよさそうですよね! 今日はありがとうございました。
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性別 男性 女性
お住まい
年代 10代 20代 30代 40代 50代 60歳以上
今まで痔になった経験はありますか? 痔になったことがある(きれ痔)
痔になったことがある(いぼ痔)
痔になったことがある(痔ろう)
痔だったかも?という症状になったことがある
痔の症状を感じたことは無い
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