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▲坐薬や注入軟膏には腸内をコーティングし、便通の刺激を和らげる効果もある |
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山田:治療法としては手術が多いのですか?
岩垂:痔は良性疾患です。手術しないとダメという病気ではありません。症状が重い時には手術治療を考えることになりますが、普通は薬を使った治療がメインなのです。
山田:痔のタイプによって、効果的な薬は違うのですか?
岩垂:薬の種類としては坐薬や軟膏といった患部に直接作用する外用薬と、飲む薬、内服薬に分かれますが、通常は外用薬を使って治療していきます。坐薬や注入軟膏は肛門内部まで薬の成分を届けることができるので、「痔核」、特に「内痔核」には一般的な薬です。薬の成分が体内で溶け出して出血や炎症を抑える効果があるのですが、実はそれ以外の効用も持っているのです。
山田:と言いますと?
岩垂:それはコーティング作用。体内で溶けて腸管や肛門内部に広がることで、便が通る際の潤滑剤としての役割を果たしてくれる。痔の治療で難しいのは便通を抑えることはできないこと、治りかけている患部が便通によって再び悪化する…というケースがあるので、コーティングすることで便通による患部の悪化を和らげる効果があるのです。
山田:なるほど、確かに痛くなさそうなイメージがしてきました。ちなみに、市販薬と専門医院で処方される薬の違いはあるのですか?
岩垂:風邪薬の場合と同じです。いわゆる市販の総合感冒薬は多くの症状に効きますが、自分の症状にあわせて病院で処方してもらう薬のほうが効果的です。痔の場合も同じ考え方をすればいいです。 |
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