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『ドラゴン桜』桜木建二が語る東大は甲子園と同じ、目指すからカッコいい
「東大100人合格」を宣言した龍山高校の桜木建二氏。『ドラゴン桜』の中で、「東大出りゃ人生180度変わるんだ」など、一見極端に学歴社会を肯定するような主張をしているように見えますが、その心の中では「騙されたくなければ、勉強しろ」「負け続ける人間になるな」と檄を飛ばしてくれています。
「東大入るなんて、楽なもんよ!」という桜木氏に、なぜ東大を目指すべきなのか、どうしたら子どもが勉強するようになるのか、などを伺いました。
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勉強は自立心を育てるトレーニング将来を自分で選ぶ力、決める力を養え!
学歴社会は崩壊した、と言われているにもかかわらず、なぜ今、「東大を目指せ!」なんでしょうか?
桜木:親なら誰しも自分の子どもの将来は心配なものだろう。しかし、心配だからといって、いつまでも手とり足とり面倒をみてやるわけにはいかない。子どもをお神輿の上に乗っけていつまでもどこまでも運んでいくようなことはできないんだ。いつかは社会に出て一人の大人として生きていってもらわなくちゃいけない。

一人前の大人なら、自分で考えて自分で決め自分で行動するのが当たり前。こういう自立心を子どものころから育てるのが大事なんだ。東大に受かる奴はみんなその自立心をしっかり持っている。

龍山高校の特進クラスは東大行きというプラチナチケットを手に入れさせることを直接の目的としている。親や学校ができるのはそこまでだ。というより、そこまでやれば十分だろう。そうすれば将来子どもが持つことができる選択肢が多くなりチャンスも増える。そうやって親は子どもに選択肢をたくさん持たせてやるのが仕事じゃないか。

その上で、何を選ぶかを決めるのは子ども自身だ。いろいろなケースやパターンを集めてきて、並べてみて、どれがいいのか自分で判断して選択する。勉強というのは、自分の意見を主張したり、何かを考えて判断したりするための材料を「知る」力を養うのに、最適なトレーニングなんだよ。

つまり子どものときに勉強を一生懸命やらなきゃいけないのは、将来の選択の幅を広げるためということなんだ。そして自分の将来は自分の思い通りに決めたいなら、東大を目指すのが手っ取り早いということだ。
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将来の夢や目標がなくてもいいんだ成功体験の積み重ねが「やる気」を起こす!
東大で何をするか、とか卒業してからの目標を子どものころから持っているほうがいいのでしょうか?
桜木:いや、小中学生の子どもならまだ明確な将来の夢や目標なんてなくてもいい。だいたい「将来の目標を持ちましょう」と子どもに対して言いすぎなんだよ。まず将来の目標を定めないと努力できない、とみんな思いこんでいるが、そんなことはない。たくさんの選択肢を持たせてやることができて、将来その中からその子自身の目標が見つかれば、それでいいんだ。
でも勉強を進めるには、将来就きたい職業などの明確な目標がないと「やる気」が出ないのでは?
桜木:だから、それが思いこみなんだよ! 弁護士になりたいとか、医者になりたいとか、そんなのがなくても、ちゃんと「やる気」を持って勉強することはできる。
龍山高校では、わざと100点を取らせるテストを数多く実施している。誰だって100点満点を取ったら気持ちいいだろ? もっと!もっと!という気持ちになるじゃないか。子どもをそんな気持ちにさせられたら、しめたもんだ。

遠くにある大きな目標ではなくて、目先の小さなハードルをいくつもいくつも越えさせるのがポイントだ。わかるようになれば楽しいし、いい点が取れればうれしいだろ? その楽しさを味わわせてやることができればいいんだ。

それに勉強できるってカッコいいことなんだ。東大の学内へ行ってみればいい。おしゃれでカッコいいやつがあちこち歩いてるぞ。野球で甲子園を目指したり、サッカーでJリーグで活躍すると同じで、勉強ができることは一つの能力に秀でているってことなんだ。だから、子どもがいい点取ったら「カッコいい」って誉めてやりゃいいんだ。それだけでも、子どもはやる気を出すぞ。そのうち、ほっといても勝手に勉強やるようになるよ。
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「カタ」を身につけてから自分流にアレンジ自分のルールで、勉強も遊びも要領よくやれ!
具体的には、どんな風に勉強させたらいいのでしょう?
桜木:子どもに向かって、いきなり個性が大事とか何とか言って「自分で考えて自分でやれ」って言っても勉強させるのは難しい。

まずは簡単な基礎学習をみっちりやらせることだ。この基礎学習で、まず勉強の「カタ」を身につけさせる。その先はそれぞれの子どもに合ったやり方を子ども自身に模索させながら、自分流を作るように導いていく。

別に「こういう勉強法をしないとダメ」って、法律とか憲法とかで決まってるわけじゃないんだ。最終的には、親や教師がおしつけたルールでやるんじゃなくて、子ども自身が自分にあったルールを導き出して、そのルールに従って勉強するようになったら最高だ。

もう一つ龍山高校でしょっちゅう言っているのは、「要領よくやれ」ということ。要領よくやって、なるべく勉強にかかる労力、時間を省く。それでいて、最高の結果を得られれば、すばらしいじゃないか。

生徒には勉強だけでなく、部活やバンドなど何か熱中できるものを勧めている。要領よく勉強して、それ以外の時間で部活に熱中したり、ガールフレンドやボーイフレンドともつきあう。親や兄弟など家族ともいい関係を保つ。そんな子どもが本当に伸びる子どもだと思うし、将来が楽しみだ。
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